4.免除資格を持っていない人はどうしたら良いのか?

確かに早く資格が欲しい気持ちもわかりますけど、「急がば回れ」という言葉もあるとおりです。
免除資格を何も持っていない方は、まず測量士補か2級建築士の取得に全力を傾けて下さい。土地家屋調査士試験の対策はそれからでも遅くありません。

よくスクールで「1年でダブルライセンスも可能」といううたい文句を見かけます。

これは何かと言いますと、測量士補の試験は5月にあり、7月下旬に合格発表があります。土地家屋調査士の試験は8月ですから、測量士補試験に合格できれば、その年の土地家屋調査士試験について午前の試験免除で受験できる(確か、その合格通知をもって7月中に手続きしなければならないはず)、というものです。つまり「上手くやれば同じ年に測量士補と土地家屋調査士をダブルで取得」という事です。

もちろん不可能ではありませんし、これで合格される方もいらっしゃいますが、私はおすすめしません

というのは、試験内容や出題範囲にしても、測量士補と土地家屋調査士では全く違います。仕事をしていない専業受験生ならともかく、全く違う内容の試験の対策を同時に立てられるのか、という事になるわけです。後述しますけど、土地家屋調査士の試験に合格しようとしたら、1日3時間の学習は必要となるかと思いますし、これと同時並行で測量士補の対策を立てる時間が確保できるかと言ったら…睡眠時間を削れば可能かもしれませんけど、仕事をしながらでは厳しいものがあると思いますし、体壊してしまっては何にもなりません…

では、次に疑問に思われる点としては、測量士補と2級建築士、どっちが良いのかという事。
これは好きな方で良いでしょう。
土地家屋調査士試験において有利になる点があるとすれば、測量士補からの人であれば座標計算が速いというメリットはありますし、2級建築士からの人であれば作図が速いというメリットがあります。でも差があるとすればせいぜいそのぐらいです。

数学が好きな人であれば測量士補は強いでしょうし、2級建築士にしても試験とはいえ家を設計するというのは凄く楽しいと思います。だから、好きな方で良いと思います。
プロフィール

土地家屋調査士 高梨 富

Author:土地家屋調査士 高梨 富
SINCE 2011.2.1

山形県土地家屋調査士会会員
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法務大臣認定 第739001号
※土地家屋調査士法第3条2項2号

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〒990-2321
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